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レフェリーカメラとは?クラブW杯や横浜FM対リヴァプールでの導入を徹底解説!

サッカーの試合中、主審の目線でピッチを体感できる「レフェリーカメラ」が話題です。

2025年FIFAクラブワールドカップで本格導入され、7月30日に行われる横浜F・マリノス対リヴァプールFC戦では日本国内初導入が予定されています。

Jリーグ公式Xより引用

ファンの観戦体験やレフェリー育成に革新をもたらしており、このカメラは一体何なのか?なぜ今、注目されているのか?

本記事では、レフェリーカメラの仕組み、導入事例、そして今後の可能性をわかりやすく解説します!

 

 

レフェリーカメラとは?普及の背景

レフェリーカメラ(Ref Cam)は、主審や副審が胸部や耳元に装着する小型のボディカメラです。この技術は、レフェリーの視点から試合を一人称映像として記録・配信するもので、臨場感あふれる映像を提供します。

ゴール前の緊迫した瞬間や選手との対話がリアルに映し出され、まるでピッチに立っているかのような体験が可能です。

導入の目的

レフェリーカメラの導入には、大きく3つの目的があります。

ファン向けエンタメ強化:

レフェリー目線の映像は、従来のスタンドやピッチサイドからの映像とは異なる新鮮な視点を提供。視聴者に「FIFAゲームのような臨場感」を届けます。

レフェリー育成の教材:

試合後の映像レビューを通じて、レフェリーのポジショニングや判断基準を分析。技術向上や若手レフェリーの教育に活用されています。

暴言・暴力抑止:

スポーツでは、レフェリーへの暴言や暴力が問題になることがあります。カメラ映像は証拠として機能し、フェアプレー促進が期待されます。

制度面の背景

国際サッカー評議会(IFAB)は2023年にレフェリーカメラの試験導入を承認し、「各国で年間2大会まで試験運用可能」と定めました。

これを受け、FIFAや各国リーグが積極的にテストを開始。2025年のクラブワールドカップでは本格導入されました。

 

 

クラブW杯での導入事例

FIFAクラブワールドカップ2025での採用

2025年6月、アメリカで開催されたFIFAクラブワールドカップは、32チーム制の初年度として注目を集めました。この大会でレフェリーカメラが正式採用され、一部の映像が生中継に組み込まれました。

チェルシー対ロサンゼルスFC戦(6月16日)でのペドロ・ネトのゴールシーンでは、主審視点の映像がDAZN公式Xで公開され、「臨場感がすごい」「まるでゲーム」とSNSで話題になりました。

横浜F・マリノス vs リヴァプール 親善試合での国内初導入

2025年7月30日19:30キックオフ、日産スタスタジアム(横浜国際総合競技場)で開催される「明治安田Jリーグワールドチャレンジ2025 presented by 日本財団」の横浜F・マリノス対リヴァプールの一戦で、日本初のレフェリーカメラ試験導入が実現します。

【公式】明治安田Jリーグワールドチャレンジ2025 presented by 日本財団 Jリーグでは初事例となるレフェリーカメラを試験導入:Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp)

導入内容

装着方法:

主審が耳掛け型のレフェリーカメラを装着。胸部カメラと異なり、軽量でレフェリーの動きを妨げません。

映像の扱い:

安全検証を優先し、試合中の生放送での使用はなし。収録映像は後日、YouTubeのJリーグ公式チャンネル内「Jリーグ審判レポート(シンレポ!)」で公開予定。

目的:

Jリーグは「レフェリー技術の向上」「レフェリーの役割理解促進」を掲げています。

具体的には、レフェリーのポジショニングや選手とのコミュニケーションを教材化し、ファンにレフェリーの難しさや重要性を伝える狙いがあります。

Jリーグチェアマンの野々村芳和氏は、「エンタメよりレフェリー技術の向上を優先」と強調し、ファンへの公開は教育的な意義を重視しているようです。

イベント紹介記事

横浜F・マリノスとリヴァプールFCの一戦について、別記事にまとめているのでよろしければこちらもご確認ください。

www.hirotaka28.com

 

 

今後の展望

FIFAは2026年北中米ワールドカップでのレフェリーカメラ採用を検討しておりクラブW杯での成功を受け、各国の国内リーグでも今後検討・導入が予想されます。

技術的課題

レフェリーカメラの普及には課題もいくつか挙げられます。

  • 通信遅延
  • プライバシー
  • VARとの干渉

ビジネス面の可能性

レフェリーカメラ映像は、スポンサー露出や配信プラットフォームの独占コンテンツとして収益化の余地があると考えられます。

まとめ

レフェリーカメラは、臨場感ある観戦体験とレフェリー育成の革新を両立する画期的な技術です。2025年のFIFAクラブワールドカップでの大規模試験や、横浜F・マリノス対リヴァプール戦での国内初導入を機に、普及が加速するのではないでしょうか。

今後はJリーグやプレミアリーグ、さらには2026年ワールドカップでの本格採用が期待され、ファン体験の向上とフェアプレー促進に貢献するでしょう。サッカーの未来を切り開くレフェリーカメラから、目が離せません!

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