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【Jリーグ】夏の新戦力は天皇杯に出場できるのか?|気になるルール(カップタイド)を分かりやすくまとめてみました!

各クラブがシーズン後半戦に向けて選手の補強を行う「夏の移籍市場」

応援するクラブに新しい選手が加わると、一日でも早く試合で活躍する姿を見たいと思うのではないでしょうか?

特に、「天皇杯」などのカップ戦で勝ち進んでいるクラブはタイトル獲得に向けて新戦力の活躍に期待を抱く方も多いと思います。

しかし、天皇杯には、夏の移籍で加入した選手が出場できるかどうかに関わるルールが存在します。

この記事では、天皇杯の選手の出場資格に関するルールについて、できるだけ分かりやすくまとめています。

注意点
  • 最新かつ正確な情報については、日本サッカー協会(JFA)やJリーグ、各都道府県サッカー協会の公式の情報をご確認ください。

 

天皇杯の「出場1分」と移籍後の出場可否

夏の移籍で加入した選手が、その年の天皇杯に出場できるかどうかのポイントは「その選手が、移籍前のチームで今年の天皇杯に1分でも出場したか」ということです。

移籍元で「1分以上」出場した場合 → 新チームでの出場は不可

サッカー界には「カップタイド(cup-tied)」と呼ばれる原則があります。

これは、カップ戦において、一度あるチームで出場した選手は、同じシーズンの同じ大会に別のチームから出場することはできないというものです。

天皇杯においてもこのルールが適用されると見られており、日本サッカー協会が公開する資料によると「同一選手が、同一大会で複数のチームから出場することはできない」という趣旨の規定が存在するようです。

(3) 本大会に出場した選手は、チームを移籍、または、クラブ申請制度を利用することで2チーム以上のために試合に出場することはできない。

*出場とは、公式記録に1分以上記載された場合をいう。 

(日本サッカー協会天皇杯開催規定寄り引用)

日本サッカー協会天皇杯開催規定

大会要項|天皇杯 JFA 第105回全日本サッカー選手権大会|JFA.jp

具体的には、移籍前のチームでその年の天皇杯本大会の試合に公式記録上「1分以上」出場してしまうと、たとえ夏の移籍で別のチームへ移ったとしても、その年の天皇杯には出場できなくなります。

これは、育成型期限付き移籍や、大学生がJリーグの試合に出場できる「特別指定選手制度」などでも例外はないとされているようです。

移籍元で「出場0分」の場合 → 新チームでの出場は可能

一方で、移籍前のチームで天皇杯の試合にベンチ入りはしたものの出場時間が0分(未出場)だった場合は、このカップタイドのルールには抵触しないようです。

そのため、移籍先のクラブで所定の手続きを済ませれば、その年の天皇杯に出場することが規定上は可能となります。

出場には登録の変更が必須

選手が天皇杯に出場するためには、そもそも大会参加選手として登録されている必要があります。

天皇杯の大会要項に関する情報によれば、各チームは大会に参加する選手を最大40名まで事前に登録する必要があるとされています。

このリストは原則として変更できませんが、大会期間中に設けられる「選手追加変更期間」に限り、選手の追加や背番号の変更が認められるようです。

夏の移籍で加入した選手を天皇杯に出場させるには、この期間内にクラブが追加登録の手続きを完了させる必要があります。

 

【ケース別】こんな場合はどうなる?出場資格の早見表

もう少し具体的に、よくあるケースごとに天皇杯の出場資格について見ていきましょう。

ケースA:移籍前に天皇杯で1分以上プレーしていた場合

→ その年の天皇杯には、移籍先のチームで出場することはできません。

最も分かりやすいパターンです。

たとえ1試合だけであっても、前のチームで1分でも出場記録が残っている場合、カップタイドルールが適用され、新しいチームでの出場資格はなくなります。

ケースB:移籍前はベンチ入りしただけ/メンバー外だった場合

→ 移籍先のチームで出場できる可能性があります。

前のチームでの出場時間が0分であれば、移籍先のチームで出場資格を得ることが可能です。

ただし、前述の通り、移籍先のチームが「選手追加変更期間」内にその選手を40名の登録メンバーに追加する手続きを済ませていることが条件となります。

ケースC:特別指定選手や2種登録選手の場合

→ 制度を利用しても、2つのチームから出場することはできません。

大学や高校のサッカー部に所属しながら、Jリーグのクラブに「特別指定選手」「2種登録選手」として登録されている選手もいます。

この制度を使えば、所属元(大学など)とJクラブの両方で活動できますが、天皇杯に関しては話が別です。

あくまで「同一選手」であるため、カップタイドの原則が適用されます。

例えば、大学のチームで天皇杯本大会に1分でも出場した場合、その後にJクラブの選手として同じ年の天皇杯に出場することはできません。

ケースD:都道府県予選にだけ出場していた場合

→今回の調べでは、明確な答えを裏付けるデータを見つけることはできませんでした。

ここが最も複雑で、解釈が分かれる可能性のあるケースではないでしょうか。

天皇杯は、各都道府県で代表決定戦(予選)を行い、勝者がJ1・J2クラブなどと共に「本大会」へ出場します。

個人的な見解としては、予選も「天皇杯 JFA 第〇〇回全日本サッカー選手権大会」という大きな枠組みの中の試合であるため、予選に1分でも出場した時点で、その選手は大会に参加したとみなされ、移籍後のチームで本大会に出場することはできないのではないかと考えています。

 

【補足】警告や出場停止の扱いは?

天皇杯の試合で受けた警告(イエローカード)や退場(レッドカード)による出場停止は、どのように扱われるのでしょうか。

日本サッカー協会の懲罰規定に関する情報によると、以下のように定められているようです。

  • 天皇杯の大会期間中、警告を2回受けると次の1試合が出場停止になります

  • 試合中に退場を命じられた場合も、次の1試合が出場停止になります

  • 準々決勝が終了した時点で、それまでに受けた警告が1回だった場合、その警告は準決勝には持ち越されません

  • 天皇杯で消化しきれなかった出場停止処分(同一試合)は、直後のJリーグなどの公式戦に適用されるようです

 

まとめ

今回は、夏の移籍で加入した選手が天皇杯に出場できるのか、そのルールについてまとめてきました。最後に重要なポイントについておさらいします。

  • 移籍前チームで天皇杯本大会に「1分以上」出場すると、新チームでは出場不可

  • 出場が「0分」であれば、新チームで追加登録すれば出場可能

  • 特別指定選手なども同じルールが適用される。

  • 都道府県予選の扱いは、各協会の規定等の確認が必要

繰り返しになりますが、最新・正確な情報は、必ず日本サッカー協会やJリーグ等の公式情報をご確認いただきますようお願いいたします。

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