第三話「無理せずに、無理すること」【アウェイ遠征 アルビレックス新潟vs東京ヴェルディ】明治安田J1リーグ第35節2024年10月23日(水)

前回のあらすじ

 

負けヒロインがでかすぎる!
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第三話「無理せず、無理すること」

いざ、ビッグスワンスタジアムへ!

と、意気込むにはあまりにも天気が悪すぎる、、

ビッグスワンスタジアムは初めてではないのだが、新潟駅からそれなりに離れていたことを失念していた。

そして夕方の時間帯は渋滞が発生し、なかなか駅周辺を抜け出すことができないことも。

おまけにこの大雨なのだから、状況は最悪だ。

Google先生によると10分ちょいで到着する道のりとのことだが、25分くらい要することになった。

 
道中、台風かってくらいの大雨で、駐車場に着くころは少し雨足は弱まったが、傘をさす手が持っていかれそうなくらいの強風が吹き荒れる。
 
こんな時、話せる誰かがいたらいいが、ボッチなのは心細い。
 
もう今日はびしょびしょでもいいから応援を楽しもうと腹をくくったのはこのあたりである。


すげー面白くなってきた。

 
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ビッグスワンスタジアムがでかすぎる!(ノルマ達成)
 
なんのノルマかわからない人は前回の話を見てきてほしい。
 
 
スタジアムに到着したのはちょうどキックオフの1時間前くらいで、そろそろゴールキーパーが出てくるかな、といった時間帯だ。
 
既にほとんどのサポーターがスタジアム入りしていて今日の観戦ポジションを決めている。
 
前のほうの席は端っこ以外は埋まりつつあり、一人で行くには少しはばかられる気持ちになった。
 
先ほどの覚悟はどこへやら
 
何を隠そう私は、根本的にコミュ症で人見知りである。
 
胸を張れたことではないが、既に出来上がりつつあるゴール裏に飛び込んでいくような勇気が出てこない。
 
 
前もって伝えておくが、決して悪く言っているわけではない。
 
ふと、中央左側のエリアに目をやると自分と同じ一人で来てそうな人が多いエリアを見つけた。
 
ここしかないと思いそのスペースに飛び込む。
 
自分みたいな人見知りボッチ参戦野郎は、同じように一人で参加している仲間がいると非常に心強い。
 
おかげで心置きなく応援ができる。
 
 
ビックスワンスタジアムに行ったら、やらないといけないミッションが一つあった。
 
それは、ビジター側コンコースにあるスタグルのおにぎりを食べること。
 
前回(多分3年前)、スタジアムに行ったときに食べたおにぎりがおいしかったので今回も必ず行こうと思っていた。
 
ここ ↓ ↓ ↓
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肝心なおにぎりのメニューが見切れてしまっていて申し訳ない。
 
株式会社ケンベイという会社が「新潟にぎりめし べいべい」という店名で出店しているそうだ。
 
厳選された新潟米のおにぎりをいただくことができる。
 
 
ビッグスワンスタジアムに遠征したことある人なら「知っとるわ!」って感じかもしれませんね。
 
これから初めて遠征される方はめっちゃおいしいので寄ってみてはいかがでしょうか。
 
 
試合はというと、山田剛綺のJ1初ゴールと谷口栄斗の今季2ゴール目で2-0と完封勝利。
 
イレギュラーな前倒し開催となったアウェイ新潟戦を勝利で終えることができた。

ここからは、試合当日の写真を掲載します。
 
よかったら見てってください。

 



ラインダンスも終わり早々に会場を後にする。

一刻も早くビッグスワンを後にしなくてはならない。

試合終わりの駐車場渋滞に巻き込まれたら、帰りの時間がさらなに遅くなってしまうからだ。
 
帰りがけ、斜め前にいた方と少しだけお話をしたんですけど、
 
ひ「今からすぐにここを出ないといけないんですよ」
 
前「終電ですか?」
 
ひ「いや、車です。明日仕事で東京に帰らないといけなくて」
 
前「え?」
 
ひ「え?」
 
この会話の内容に既視感を感じるのはなぜだろうか。
 
 

新潟サポーターかき分けるように早歩きで駐車場に向かい、出発した。

がダメだった。

既に周辺道路は大渋滞となりなかなか抜け出せない状態である。
 
おそらく30分くらいかけて渋滞を抜け出し、高速道路に入った。
 
 
ガソリンが少なくなっていたので、給油ついでに高速入ってすぐのPAに立ち寄る。
 
レギュラーが190円台というのに驚いたが、高速道路のガソリンスタンドなんだからこんなもんか。
 
時刻はすでに22時を回っている。
 
エナジードリンク片手に東京までノンストップで走破するくらいの覚悟で再び車を走らせた。
 
 
しかし、越後川口SAを過ぎたあたりでとてつもない尿意に襲われる。
 
せめて群馬までは、と思っていたがダメだった。
 
越後湯沢手前の「塩沢石打SA」で力尽きる。
 
そこから何度か尿意と眠気に襲われながら行き同様4時間弱で東京まで戻ってくることができた。
 
SA間で夜中の電話に付き合ってくれは友人Kには感謝したい。
 
 
無理して行ったわけだけど、無理ではなかったんですよね。
 
ちょっと何言ってるかわからないかもしれないけど、、、
 
平日夜に新潟サッカー見に行ってその日のうちに帰ってくるなんて現実的でないし諦めるんでしょうけど、実際いろいろ調整つければ無理な話ではなかった。
 
あとは自分の体力次第。
 
もちろん、本業の仕事や友人や家族との人間関係など、悪くしてまで行くべきではないと思っています。
 
無理にならない範囲で無理をする。
 
サポーターとしてチームを応援するうえで、特にアウェイ遠征をするうえでの楽しみ方の一つ、大切なことなんだと気づいた今回の新潟遠征でした。
 
ヴェルディを応援してなかったら、感じることができなかった考え方だと思います。
 
結論:すげー疲れるし、すげー眠いけどなんとかなった。
 
当分は長距離運転なんてしたくないし、ゆとりのある遠征がしたい。
 
でも

これからも無茶で楽しい遠征を続けるのだろう。
 

次の話

まだ、もう少しだけ続きます。